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いらないじゃん [詩]

s-0857.png
なにか。。。
不都合なことが起きるたび
なにか。。。
嫌な状況におかれるたび

あぁ、あの時。。。
違う選択をしていたら
こんなことにはなってないって
思う。。。

ここではない今を空想しては
そこに暮らしている
今の私でない私に
憧れたりもする

パラレルワールド

たくさんの未来が
もしも存在しているとしたら

こんなはずじゃない自分
こんなはずじゃない世界
こんなはずじゃない今と
こんなはずじゃない未来

そんなものが。。。
あったかもしれないな。。。


始めに間違ったのは
いつなんだろう

そう考えて想い出を遡る

すると。。。
随分前にまで戻らなくちゃで。。。

全てをやり直すためには
理想の私に出会うためには

ほぼ。。。人生丸ごとやり直し

それでも、今よりマシな未来になるなら
アリ。。。かな

そこで、出会えたはずの
今は見知らぬ誰かが
もしかしたら。。。
本当は。。。
私の救世主だったかもしれない

うん。。。
確かにそうかも

で。。。
私はこんなんじゃなくて
もっともっと幸せでさ
そう。。。幸せで。。。

だから。。。
娘には、絶対私のような選択はさせないぞって
出来る限りの経験値をつぎ込んで

あれは、やめたほうがいいとか
こうしたほうがいいとか

娘の幸せを願って
余計なことまでアドバイス

だけど、娘は私の思うようにはならない
それって、当たり前なんだけど
頭では分かっているのだけれど

同じ轍は踏ませたくないって
必死になってる

あれ?

いつか。。。ずっと昔
私が両親を煩わしく思っていた頃
彼らから、同じ言葉を聞いた。。。よね

娘は私に似ている
思考の仕方や
優先順位が。。。
だから、似たような選択をする

それは、間違いなのに!!!

見てられなくて
ついつい。。。
いろんなことを言ってしまうけど

私は知っている
彼女は。。。私の思い通りにはならない
だって、彼女は彼女の人生を生きている

それでも。。。
思わずにはいられない

あぁ。。。だめだめ
そんな事をしてたら
私みたいに不幸になっちゃう

。。。そう。。。不幸に

不幸という言葉を使って
初めて自分を振り返る

私って。。。不幸だっけ?

パラレルワールドに
行けたとして
そこで違う私になれたとして

私を取り巻く環境が
今と違うものだとしたら
もしかしたらそれは
今の家族と違う家族。。。ってことも?

いやいや、それだけは
どうしても嫌だ

娘が生まれた時
ただただ。。。
出会えたことに感謝した

何度生まれ変わったって
私はこの子の母になるぞって
そんなふうに思った

もちろん、今だって。。。そうだ
代わりなんていない唯一無二の存在

彼女と出会うためなら

どんな不都合だって
どんな嫌な事だって
私は受け入れる

だって。。。
彼女と出会えたことが
そのことこそが

私の一番の幸せなんだから

だったら。。。
今の私って幸せってことじゃん

なんだ。。。

パラレルワールドなんか
いらないじゃん

いらないじゃん。。。
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大好きだぁ!!! [エッセイ]

ようやく、丹沢の山々も色づきだした
やっと、秋。。。
冬を思わせる寒い日もあるけれど
赤や黄色や橙をまとった山を見ると
やはり。。。
「秋が来た!!!」と言いたくなる
MB900228330 (1).JPG
小学生の時
図工の時間に紅葉のスケッチをすることになったことがある
その日は、朝から。。。緊張していた
私には、画才がない
絵は、恐ろしくへたくそだ
図工の時間は、憂鬱そのもの

ましてや、スケッチなんて。。。
illust2861_thumb.gif
幼稚園の時、園庭のスケッチをした
太陽を黄色のくれよんで描いた
みんなに。。。
「なんで、月が出てるの?」
と馬鹿にされた
幼稚園の先生は
「夜の絵を描いたっていいのよ。」
と私をかばってくれたが
なんのことはない。。。
見たままを描いただけだった
空に輝く太陽は。。。
どうやってみても赤ではなかったから
一番近いくれよんは。。。黄色
誓って、月など描いたわけではなかった

おまけに、滑り台を象だと言われ
私は園庭のスケッチの時間に
夜の動物園を想像して絵を描いた園児。。。
ということになった
MB900446274.JPG
以来。。。スケッチは緊張する
今なら。。。
私は私と笑い飛ばせるけれど
あの頃は。。。
みんなと違うことが悪いことのように思っていたから

スケッチを始める前
先生がこう聞いた

「山の紅葉を見て、何を感じますか?」

私は俯いた
絶対聞かれたくない。。。そう思った

「では、春待ちさん。。。
 何を感じますか?」

運の悪さは、天下一品
見事に当てられてしまった
しかたなく。。。答える

「錆びてます。。。」

「えっ?錆びって。。。鉄が錆びる。。。あの錆び?」

「はい。紅葉の色は、錆の色に似ています。」

先生は苦笑いをしていた
おそらく、自分の求めていた答えではなかったのだろう。。。

「そ、そうですね。。。
 確かに錆びた色に似てますね。
 みなさんもそれぞれに感じた紅葉を
 描いてくださいね。」

失敗したと思った
嘘でも、山がおしゃれをしているように感じます。
とか。。。
秋は、山もお化粧をするんだなぁと思いました。
とか。。。
言っておけばよかった

けれど、嘘は苦手だったから。。。
まぁ、仕方がない

問題は、この後だった
その日、紅葉のスケッチのことを気にしすぎて
私は朝から、山ばかり見ていた
そして、山を見るたびに。。。
つい、錆のことを想像した

それで、錆びた鉄の匂いを
ずっとずっと感じ続けてしまっていたのだ

もちろん。。。
そんな匂いがするはずもない

ただ、私の想像力は
五感をも支配する

錆びの匂いは嫌いだ
だんだん頭が痛くなっていて。。。
もう、耐えきれなくなっていた
スケッチするために教室を出た瞬間

・・・吐いた。。。

結局。。。
スケッチの時間は、保健室で寝ていた

もう、描かなくていい。。。

そう思ったら、ピタリと
錆びの匂いはしなくなった

私はたぶん。。。
絵を描くという作業には向いていないのだと
ひしひしと感じた

今は。。。
紅葉を見ても、錆びた匂いを感じることはない

大人になったもんだ(笑)

ただ、私はたぶん。。。
かなり、育てにくい子供だったろうと思う
友達と足並みが揃わない

揃えたいのに。。。
揃えられない。。。

そんなことが、何度も何度もあった
だから、両親には、感謝しきりだ

そうそう。。。
あの時も。。。

幼稚園で黄色い太陽を描いた時も

母だけは。。。わかってくれた

「よく描けたね。。。
 おひさまがきれいだね。。。」

って、言ってくれたもん

あの時は、本当に嬉しくて
わかってもらえて、安心して
泣き出しちゃったっけ。。。

あの母だったから
今、私は何とかここで
こうやって生きてこれてるのかもしれない

あれ?

母の話じゃなかったね。。。
紅葉の話だった

まっ、いいか。。。

私は、紅葉も
もちろん、母も

大好きだぁ!!!usa_01.gif


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仔猫の恩返し [ちょっと長めの物語]

MB900426282.JPG
少年は、川沿いの道を歩いていた
ふと、川の方に目を向けると
仔猫が川に流されているのが見える
少年は、思わず川に飛び込んでその仔猫を助けだす
びしょ濡れのまま川岸の小石の上に座り込んで
仔猫をなでながら。。。つぶやいた
MB900426032.JPG
「本当に危ないところだったね。
 助かってよかった。」

すると仔猫は。。。ニャーと。。。言わずに
こんなことを言ったんだ

「ありがとう。。。
 おかげで命拾いをしました。
 お礼にあなたの願いを三つだけかなえてあげましょう。
 私はただの猫ではないのです。
 神様の使いとでも言いましょうか。。。
 もっとも、川で溺れるくらいだから
 たいしたことは出来ないのですが
 あなたの願いを叶える力くらいならありますよ。」

「えっ?願い事。。。
 急に言われてもなぁ。。。
 思い浮かばないよ。
 お礼をしてもらいたくて
 助けたわけじゃないし
 別に。。。何もいらないから。
 もう川で溺れないでくれよ。」

仔猫はちょっとびっくりした顔をした

「人間というのはみんな、欲深いものだとばかり思っていました。
 あなたみたいな人もいるんですね。
 わかりました。今すぐにとは言いません。
 あなたが死ぬまでの間に
 もしも願い事が出来たなら、私を呼んでください。
 その時、お礼をさせていただきます。
 本当にありがとうございました。
 びしょ濡れになってしまいましたね。
 どうか、お風邪などをひかれませんように。」

それだけ言うと
仔猫は、どこかへ去って行った

そのあと、少年は
願い事のことなどすっかり忘れてしまった

そのまま月日は。。。流れていく
MB900355075.JPG
少年は、青年になっていた
ここは、真っ白い壁に囲まれた病室のベッドの上
青年は、青白い顔をしながら
ただただ、痛みと闘っている
ベッドの横では
青年の母親が心配そうに青年を見守っていた

1年前。。。
青年は病魔に侵された
現代の医学では治しようもない
不治の病というやつだ
病気の進行は早く
青年には時間がなかった
病気は痛みを伴うものだったが
青年は、必死にその痛みと闘っていた
弱音は吐かなかった
恨み言も言わなかった
ただ。。。その運命を
全身の痛みと共に受け取り
闘い続けていた
この一年。。。
青年は精一杯生きていた

青年の母親は
青年以上にやつれていた
息子の苦しむ姿を見守ることしかできない自分が辛かった
代われるものなら、代わってやりたい
いくらそう思っても、決してそうはならないこと
それが、何よりも悔しかった
母親は、ひそかに決めていた
息子を一人で逝かせはしないと。。。
もしものことがあれば。。。私も一緒にと。。。

口にこそ出さなかったが
青年は、母親のそんな思いを
なんとなく感じとっていた

だからまだ、死ぬわけにはいかない。。。

何度も死の淵をさまよいながら
青年はそれでも生きた
それは、母親のためでもあった
だが、青年の頑張りも。。。
そろそろ限界が近づいている

ある日、青年は夢を見た。。。
懐かしい夢だ
少年の頃。。。川で溺れていた仔猫を助けたこと
そのあと仔猫が言った。。。あの言葉も

青年はあの仔猫を呼んでみようと思った
実は、今までも何度か
仔猫を呼ぼうとした事があった
でも、呼ばなかった
いや。。。呼べなかったのだ

しかし、もう青年には時間がない
これが、ラストチャンスかもしれない
青年は、そう思った。。。

仔猫は、すぐに現れた
しかも、あれから随分と時間がたっているのに
あの時のまんまの仔猫の姿
MB900426032.JPG
「私を呼びましたか?
 やっと願い事が決まったみたいですね。
 さぁ、何でも言ってみてください。
 私ならあなたの病気を治すことだって出来ますよ。」

しかし、青年は首をゆっくり横に振った

「病気を治してほしいとは思ってないよ。
 これは、僕の運命だ
 もう、受け入れる覚悟は出来ている。」

「えっ?でしたら、どんな願い事ですか?」

仔猫は信じられないといった顔をする

「願い事は三つだったよね。。。」

「はい。」

「じゃあ、まずは一つ目の願いだ。
 僕を人の訪れることのない場所へ
 運んでくれないか?」

「お安い御用です。。。
 では、目を瞑っていただけますか?」

「わかった。こうか?」
 
「はい、それでは行きますよ!!!」
MB900417948.JPG
次に青年が目を開けると
目の前に広がっていたのは広い草原
どこまでもどこまでも広がるその草原は
まるで、果てなどないように思えた

「ここなら誰も来ないと思います。
 地図にさえ載っていない未開の草原ですから。
 さて、2番目の願い事は何でしょう?」

「うん。。。
 じゃあ、この痛みをとってくれる?
 この一年、ずっと痛みが続いていてさ。
 痛くない自分がどうだったか。。。
 思い出せないんだよね。」

「えっ?痛みを取るだけですか?
 何度も言いますけど
 私ならあなたの病気を治せるんですよ。
 病気が治れば、あなたはもっと生きられるし
 痛みだって消えてなくなります。
 どうせなら、病気を治しませんか?」

「それは、出来ないよ。
 僕には出来ない。
 痛みを取ってくれるだけでいいんだ。」

「いったいどうして?」

仔猫は納得できないようすだった

「あのね。病院ではさ、毎日のように誰かがいなくなる。
 元気になって退院してゆく人もいれば
 亡くなってゆく人もいる。
 亡くなってしまう人のなかには
 僕より若い人だって大勢いて
 まだ子供って場合もある。
 実はね、僕は何度か君を呼ぼうとしたことがあったんだ。
 助けたい命がたくさんあってさ。。。
 でもね、僕に助けられるのは、たった3つの命だろ。
 僕には選べなかった。
 僕には君を呼べなかった。
 あの時、決めたんだ。
 こんな時が来ても
 僕は病気を治すっていう願いだけはしないって。
 そりゃあ、僕だって生きていたい。
 でもさ、僕はこう思ったんだよね
 この世には毎日。。。
 新しい命が生まれてきている。
 誰も死ななくなったら、どうなると思う?
 食糧だって足りなくなるし
 そうなれば、殺し合いだってするかもしれない。
 それでもさらに、人が増え続けるだけだとしたら
 それこそ、人類滅亡だろ。
 だから、神様がきっと。。。選んでくれてるんだよ。
 生きるべきものと死ぬべきもの。
 長生きをする人もいれば。。。若くして死ぬ人もいる
 それは、僕らにしてみたら不公平のように感じるかもしれないけど
 本当は、この世が存続するために必要なシステムで
 それを僕たちは運命と呼んでいるんじゃないのかって。
 だったら。。。この僕の運命を
 僕は受け入れようと思うんだ。」

「そうですか。
 そんなふうに思っているのですか。。。
 わかりました。あなたの痛み、とってあげましょう。」

仔猫は、ニャーと一声鳴いた。。。
すると青年の痛みは、嘘のように消えて行った

「あっ、痛くない。。。
 痛くないよ!!!
 痛くないって、こんなに嬉しいんだね。
 こんなに幸せなんだね。ありがとう。
 本当にありがとう。」

痩せ細った青年が笑っていた
本当に幸せそうに笑っていた
仔猫は、ちょっと切ない表情を浮かべる

「さぁ、いよいよ最後の願い事ですよ。。。
 気が変わってもいいです。
 誰もあなたを責めたりしないし。。。
 あなたはちっとも悪くありません。
 だから、病気を治してください。
 だって、私にはそれが出来るんですから。。。」

仔猫が今にも泣き出しそうな声で言う

「ありがとう。
 でも僕はこれで。。。
 痛みがなくなっただけで充分幸せだよ。
 最後の願いはね。
 僕の家族から僕の記憶を全部消してほしい。
 変なお願いだと思わないでおくれ。
 あの人たちは、とても優しい人達なんだ。
 特にかあさんは、僕が死んだら自分も。。。
 なんてことを言いかねない。
 それは、どうしても嫌だ。
 僕には、強いとうさんと優しい姉さん
 そして、可愛い弟がいてね。
 僕がいなくなっても、彼らがきっと
 かあさんのことを守ってくれると思う。
 僕はこの人生で、心配ばかりかけてしまって
 苦しい想いばかりさせてしまったからね。
 もう僕のことで、かあさんも他の家族も泣かせたくない。
 こんなお願い出来るかな。」

「出来ますけど、あなたは本当にそれでいいんですか?
 あなたの生きた証。。。なくなってしまいますよ。
 それに、あなたの家族にとっても
 あなたの記憶って大切なものなんじゃないのですか?」

「うん。。。わかってる。
 わかってるんだけど、僕は
 これが一番いい方法だって思う。
 僕は、家族に笑って暮らして欲しいんだ。
 僕の生きた思い出は
 僕があの世にもっていくよ。
 大切に。。。大切にさ。
 死んだって、忘れない。忘れるもんか。
 だから、それでいいんだよ。
 お願いするよ。どうか。。。どうか」

痛みは消えていても
病気が治ったわけではなかった
それだけ言うと、青年は静かに息をひきとった

仔猫は。。。
青年の三つ目の願いを全て叶えた後で
また、どこかへ消え去った

草原は、青年の命をその身体ごと
その体内に飲み込んでいった

MB900355075.JPG


「いってきまぁす。」
「いってきます。」
「それじゃぁ、いってくるよ。」

「いってらっしゃい!!!」

家族を送り出したあと洗濯物を干す
今日は、天気がいいから
洗濯も良く乾くと思う
ちょっと嬉しい気持ちになる
さて、一休みしよう。。。
洗濯物を干してから、お茶を飲む
これが毎日の私の習慣だ

「今日は、コーヒーでも淹れようかな。」

食器棚のお気に入りのカップの奥に
少し大きめのマグカップを見つける

「あら、こんなカップあったかしら。」

そう思いながら、手に取って眺める
涙が。。。溢れてきた
どうしてだろう
溢れた涙が止まらない

私、どうしちゃったんだろう。。。

突然、頭の中に青年の姿が浮かんだ
見知らぬ青年だった
でも、なんだかとても懐かしくて
愛おしく思えてしかたがない

あなたはいったい誰なの?

結局。。。
その青年が誰だったのかはわからないまま

私は、お気に入りのカップと
その少し大きめのマグカップに
2人分のコーヒーを淹れた

そうせずにはいられなかった
MB900250759.JPG
かあさん。。。

ふと。。。そう呼ばれた気がした
       
               おしまい
 
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 [詩]

随分長く生きてきた
たくさんの人たちと出会って
たくさんの人たちと別れてきた

出会いと別れはずっと繰り返されている
それは、私の人生に打ち寄せる波のようなもの
押しては引き
引いてはまた押し寄せて
こちらが望むか望まぬかにかかわらず
ただただ。。。繰り返し寄せる波

touka.png

この世に光なんかない
私には何の価値もない
自分が生きるために
他の命を食べるくらいなら
いっそ死んでしまいたいと
口癖のように呟きながら
リストカットを繰り返してた彼女は
3人の子供を育てあげ
今や、2人の孫の面倒をみながら
死にたかったことなど忘れたように
笑顔で日々を過ごしてる

その笑顔を見ていると
あの頃の彼女が嘘のよう。。。
やっと生きる意味ってやつを
見つけたのかもしれないね
死んだりしなくてよかったね

touka.png

いつも冗談ばかり言って
明るくおどけて笑ったあいつ
あんまり楽しそうに生きていたから
ちょっと羨んだりもした
そんなあいつが、ある日突然
翼も無いのに空へと飛んだ
そのまま地面とキスをして
あいつは星になったんだ
住んでたマンションの5階の踊り場に
あいつの靴だけが
なんだかとても行儀よく
二つ並んで。。。おいてきぼり

ホントは悲しかったのかな
ホントは苦しかったのかな
あんなに笑っていたからさ
何も気付きもしなかった
あいつが死んだと聞かされた夜
私達仲間はみんな。。。
あいつの靴と同じように
あいつの心を何も知らぬまま
この世にポツンとおいていかれた

touka.png

実の母から疎まれて
家出をしていた少女がいた
話を聞けば、母親は
彼女に暴力をふるうらしい
『このままだったら殺される』
『私は絶対、あんな母親にはならないわ』
そう言いながら泣いていた少女も
今は娘を持つ母親。。。
それでもまだ、泣いているんだよ

泣きながら。。。
泣きながら。。。

娘を殴ってしまったと
電話をかけてくるんだよ
悪いとわかっていても
叩いてしまうその瞬間は
どうにもとめられないらしい

そんな話。。。
どこかで聞いたことがある
携帯を耳にあてながら
私は記憶を探っていく

touka.png

あぁあれは、別の友達の話だったっけ
ドラッグに魅入られて
どうにも抜け出せなくなった奴
何度も何度もやめようとして
やめるんだって決意をして

努力してたよ。。。
必死に努力してたよ。。。
だから誰もが期待したんだ
立ち直ると信じたんだ

でも、やっとドラッグと縁が切れたと思った頃に
不意に訪れる魔の時間
その時間が訪れると
ダメだとわかっているのに
そう思えば思うほど
どうにもとめられないらしい
そこがドラッグの怖いところ

難儀なことだ

そして、その友達は今も尚
何度も何度も逮捕され
更生施設に入れられて。。。

そこをやっと出られた頃に
元気な姿で現れる
「今度みんなでピクニックにでも行こうよ。」
なんて明るい声で言ったりするけど
気付くとまた逮捕されてて
約束はずっと果たされないまま。。。

touka.png

人は誰でも心の中に
何人もの自分を住まわせている
普段はみんなで上手に分担して
器用に人生を歩んでる

でも、その中のたった一人が道に迷えば
運命共同体だから
他のみんなも迷ってしまう

出会いと別れを重ねるたびに
そんなふうに思うようになった
みんないい奴ばかりだったから
でもみんな。。。
どうしようもない奴ばかりだったから

波のような出会いと別れに
裸足になってつま先つけた

寄せる波には、はじめましてと
この手を優しく差し出して

引いてく波には、さよならと
この手をそっと振ってみる


touka.png


随分長く生きてきた
たくさんの人たちと出会って
たくさんの人たちと別れてきた。。。

そしてこれからも
たくさんの人たちと出会うのだろう
出会いの数と同じ分だけ
おそらく別れもあるのだろう

それは波のように。。。
押し寄せては
引いてゆく。。。
たぶん生きてる限り
ずっとずっと繰り返される
出会いと。。。別れ。。。
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生きるということは [日々のこと]

生きるということは
諦めないという事

それはいくつになっても変わらない
どんな状況でも。。。
その中で出来ることは必ずあるはず
そんなことを
この歳になって
改めて思う。。。

私はもうすぐ、50歳を迎える。。。

うん。。。

成長してないけど
歳はとっていくもんだ
時の流れってのは
万人に平等。。。ちょっとありがた迷惑かな(笑)

10代、20代は。。。
バンド活動に明け暮れていた

音楽漬けの毎日で
一生音楽を続けてくんだって
息巻いていた

他にさしたる望みもなくて
ただ。。。
大音量の中に身を置いて

歌を歌って。。。
ギターをかき鳴らして。。。

毎日毎日
来る日も来る日も

そんな私を心配そうな目をして
両親が見つめていた

それがいつだって
煩わしかった

守るものなど何にもなかったから
怖いものだって少なかった

今とは違う。。。
あれが、青春だったのかな

30代は。。。
子育てに追われた

小さな小さな命の
母となった私は

この命のために
神になろうと誓った

この命を守るためならば
なんだってやれると思った

だから。。。
強くなった気でいたけど
本当は、違ってたよね

守るものが出来るというのは
失うものが出来るということ

失うものがあるということは
臆病になるということ

いつもいつも心配して
いつもいつも怖がっていた

その怖さがあったから
必死になれたのかもしれない

今は、そんなふうに思うよ

40代。。。

40歳になった時
自分になんにもないことに気がついた

あんなに真剣にやっていた音楽も
聴くことすら、あまりしなくなっていて

娘もだんだん手がかからなくなり
改めて、自分を振り返る

私は。。。何がしたい?

そう思ったとき
私は一つの楽しみを見つけた

子供の頃から、文章を書くのが好きだった
詩やらエッセイやら小説やら
書けそうなものは、とりあえず書いた。。。

読んでくれそうな人も見当たらなかったので
いろんなところに投稿してみた

いくつか受賞して
雑誌に載ったり
新聞に載ったり
書籍化も何冊か。。。

でもさ。。。
文章を書く作業は
自分を見つめ直す作業だった

どう思うのか。。。
どう感じるのか。。。
どうしたいのか。。。
どう生きるのか。。。
どう死にたいのか。。。

そんなことを突き詰めていると
結構、しんどかったりもした

40代はそんなふうに
自分と対話しながら
毎日を過ごしていた気がする

さぁ。。。

そして、これから50代。。。

今、私は。。。
年甲斐もないことをしたいと思っている
歳のせいにして、諦めてしまったすべてを
もう諦めないことにした

娘もだいぶ大人になってきたし
これからは。。。
ライブも見に行きたいし
なんなら、もう一度。。。
バンド活動とかもしてみたい

小説も。。。
書き続けていたいし

しばらくぶりに
ショパンを弾くのもいいかもしれない

ぼやぼやしてたら何にもせずに
時間切れになっちゃうかも。。。

そう思って、焦っているのかな

たとえそうであっても。。。
いや、そう思うなら尚更

いろいろやっておこうと思う

明日の数は、確実に
毎日毎日減ってゆくのだ

もう、歳だから。。。

この言葉を言い訳にするのは
やめようと。。。思う

いくつになっても
私は私

他の誰にもなれないのだから

まずは、諦めないこと
そして、やってみること

全てはそこから、始まるはずだ。。。よね?

もちろん今までだって
楽しい人生だった
そして。。。必ず
これからも楽しく送る
身体が動けば
身体を動かし
頭が使えるなら
悩み、考え。。。迷いもし
心が壊れてしまうまでは
喜怒哀楽の全方位を。。。
楽しんでしまおう

何があろうと
楽しむことだけは
絶対絶対あきらめないぞぉ!!!

今出来るすべてを
諦めなんかで無駄にしない

50歳になるにあたって。。。
改めて誓ったりして。。。あははっ

まずは、お話書かないとなぁ。。。(汗)

MB900290344.JPG

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