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桜吹雪の真ん中で [詩]

sakura04.jpg
ちょっと前まで。。。
桜と言えば、4月
満開は、入学式の頃でしたね。

でも、ここ何年かで
すっかり桜は、3月に咲く花になりました。

そして。。。弥生の月

桜の花。。。月末頃には咲くでしょうか?

私にはこの桜の花にまつわる
深い深い思い出があります。



今日はそんな思い出の詩を。。。




「桜吹雪の真ん中で。。。」sakura2.gif

あの日
桜は見事に咲いて
そして、散り始めていた
今から思えば
あの桜が
あなたにとって
最後の桜になってしまったね
あれが、あなたの最期の春だった


あなたは17歳

散りゆくにはあまりに若く
残酷な春……。


唯一
桜の花びらだけが
あなたを優しく包んでくれていた
その散り際の美しさで
あなたを慰めているかのように



桜吹雪の真ん中で
あなたは私に言ったよね


覚えていて欲しい。。。と


あの時
あなたは泣いていて
あなたの涙を見たのは
あれが、最初で最期だった


あなたは強い人だったから
病気のことにも前向きで
生きる事に熱心で
いつも いつも
笑顔の人だったから


あれから、ずいぶんと時は流れて
私はすっかり年をとったよ
黒髪に霜が降るほどに



今でも
桜の季節がくるたびに
あなたを思い出す



あなたは17歳のまま
桜吹雪の中にぽつんと立っていて

でも、それは……
涙を流していたあの時のあなたではなく
いつも笑いかけてくれた
あのとびきり優しい笑顔をうかべてるんだ



桜が大好きだったあなたへ
今、伝える事ができるのなら
たった一言。。。届けたい


私、覚えているよ。。。と










若くして病で亡くなった幼馴染との思い出の詩。

彼が亡くなる少し前に
満開の桜の木の下で
ひとつのお願いごとをされました。
小さな小さなお願いでした。

ただ、覚えていてほしい。。。
そして、年に一度だけでいいから
桜の花が咲いたらさ
思い出してくれないかな。。。


それが彼との約束になりました。


彼が亡くなってからというもの
桜の花が開くたびに。。。彼を思い出します。
大人になってからは、ビール片手に彼に話をします。

桜の花を見ながら。。。
子供の頃の思い出話。

あの頃はさ、未来は誰の目にも平等に輝いていよね。
こんなことになるなんて、思いもしなかったよ。
でも、だから楽しかったんだよね。
お互い対等で、喧嘩したり、仲直りしたり。。。


ねぇ。。。聞こえてる?


私はちゃんと生きてるよ。
桜が咲くたびに毎年、君に話しかけてるよ。
ずっと黙っているけどさ。
もう何十年も黙ったまんまだけどさ。

桜の舞い散るその下に
君の姿が今も見えてるよ。

いつも、笑ってるんだね。
その笑顔が、素敵だったよ。。。

桜を見るたびに
ちゃんと毎年、思い出してあげるから。


私がそっちに行くまでは。。。
君はここで生きている。sakura1.gif
私の記憶の中で。。。
君はちゃんと生きているよ。。。


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コメント 6

リンさん

悲しい詩ですね。
桜の花は、亡くなった人が咲かせているのかな。
だからあんな風に散り際まで美しいのかな。

悲しい思い出も、りこさんの言葉によって優しく美しいものになりましたね。
いつまでも忘れないでいてあげてね。
by リンさん (2011-03-02 13:05) 

sinon

17才の彼を思い浮かべたお顔ははいつも笑顔だったのですね。
彼も りこさんに笑顔でいてほしいということなのでしょう^^

もうすぐ・・桜の花咲く季節。
今年も想い出の桜の木の下で二人・・出会えますよ(*^^*)
カンパ~イってね♪

心打つ良いお話をありがとうです<(_ _*)>

by sinon (2011-03-02 22:48) 

海野久実

悲しい思い出の詩のはずなのに、心に迫ってくるのに、なぜか暖かくて、涙が出てくることはありませんでした。
背景に桜があるからなのか、どうなんでしょうね。
もうその彼の死を乗り越えて、その彼の分もしっかり生きている、りこさんという存在も踏まえてこれを読んでいるからかもしれません。

そう言えば僕は一度自分が死んだ夢を見ました。
何で死ぬのかは分からないんですが、ただ苦しくはなかったから、老衰なのかな(笑)
目の前いっぱい、見渡す限り桜が咲いていて、絶え間なく花びらが降り注いでるのを見ながら、すうーっと気が遠くなって行くんですね。
「ああ、これでぼくは死ぬんだなー」と思いながら。
で、そのあと眼が覚めたわけです(笑)
「あ、生きてる!」なんて。

水曜日は仕事が休みなんですよ、僕。
で、りこさんのこの記事を読んだ後、わんこの散歩をしていたんですが、ふとお話を思いつきました。
ヒントをいただいたんですが、近いうちに書いてみようと思います。
by 海野久実 (2011-03-02 23:23) 

春待ち りこ

>リンさん
ずっと、忘れられないんでしょうね。
ずいぶん昔のお話で。。。悲しいというより
年中行事のようになっています。

彼は、今も17歳。。。
ちょっと、その若さがうらやましく思ったり
歳をとることの出来た自分の運の良さに感謝したりと
いろんな想いが交差します。

また、今年もそんな季節がやってきました。
読んでいただけて、嬉しかったです。ありがとっ♪
by 春待ち りこ (2011-03-03 19:59) 

春待ち りこ

>sinonさん
彼は、よく笑う人でした。
弱音も滅多にはきません。
彼が泣いたのを見たのは一回だけ。。。

だから、思い出の中の彼は。。。
笑顔でいることが多いです。

そうですね。。。
きっと、桜吹雪の下
彼は立っているのでしょう。
その声は聞こえなくても
きっと。。。ね。

読んでくださって、ありがとうございました。感謝です。
by 春待ち りこ (2011-03-03 20:03) 

春待ち りこ

>海野久美さん
そうですね。
彼のことは、悲しいというより
古い映像のようにしか思い出せません。
時間が経つというのは、そういうことかな。

水曜日がお休みなんですか?
私は、木曜日がお休みなんです。(笑)
平日のお休みはいいですよね。
街が、空いている感じで。
でも、家族と休みが合わないのが。。。難点。

なにか、ヒントになりましたか?
素敵なお話、期待しています。(^^)v
by 春待ち りこ (2011-03-03 20:07) 

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